ご承知の通り、今や日本は世界でも有数の長寿大国となっています。これまでの日本の食文化や医療技術の進歩、国民皆保険制度等々、様々な要因が考えられます。また、現代においては、ライフスタイルの変化や食生活の欧米化などにより、疾病構造に変化が見られ、「がん」や「生活習慣病」、それに伴う「脳血管障害」「心臓病」などが増加しています。
　このような背景を受け、わが国では、「国民の健康長寿が延伸する社会」を構築し、国民が健やかに生活し、老いることが出来る社会を目指して予防・健康管理などに係る具体策を推進しています。健康寿命の延伸を図る上では、主要な死亡原因である“がん”及び“循環器疾患”、また、患者数が増加傾向にある“糖尿病”等々に対する対策や主要な生活習慣病の発症予防・重症化予防を図ることを重要な課題として取り組んでいます。
　こうした時代の流れの中で、わたしたち一人ひとりの健康に対する意識も高まっており、長い人生を健やかに過ごしていくためには、日ごろの健康づくり、病気の予防や病気の早期発見が欠かせません。
　健康の保持と疾病の積極的な予防のため、また、隠れた疾病の早期発見と早期治療のためには、定期的に健診を受けることが大切です。
　当健診センターでは、労働安全衛生法で定められた定期健診、雇い入れ時健診はもとより、人間ドックなども行っております。少なくとも、一年に一度はご自身の健康に目を向けることをおすすめします。皆さんが健康状態を把握し的確な健康増進指導や治療を受けるためのお手伝いをいたします。