JR「三ノ宮駅」より徒歩3分|内科・泌尿器科・整形外科・リハビリテーション科

internal medicine

内科

 当院内科では、風邪、アレルギー性鼻炎、気管支炎、インフルエンザ、胃腸炎などといった一般的な病気や、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症などの慢性疾患、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」いわゆる生活習慣病と言われる病気などを診ています。また、インフルエンザを含む各種予防接種などに対応しております。診断、薬剤治療、生活習慣のアドバイスなどが内科の役割と考えております。気になる症状があるけど、どの科にかかったらよいか分からない方は、当院内科を受診してください。
 また、当院では循環器内科・消化器内科・総合内科を専門とする医師が各1名ずつ、外来診療・入院医療を担当しております。
 ただ単に「病気」を診るだけではなく、患者さんの個性や人間性を受け入れ、患者さん一人ひとりに寄り添った医療と、患者さんや家族の方が気軽に何でも相談できる「まちのお医者さん」を目指しています。
 

循環器内科

 循環器内科とは、血液を体中に循環させている心臓と血管を扱う診療科です。症状としては、胸痛、息切れ、呼吸困難、動悸、むくみ、失神発作、眩暈、背中の痛みなどがあり、それらが受診のきっかけになることが多いです。また、健康診断にて異常を指摘されて来院する方も多いです。
 疾患としては、高血圧、虚血性心疾患、弁膜症、不整脈などが対象になります。
 また、内臓脂肪型肥満、高血圧症、糖尿病、高脂血症などのいわゆるメタボリック・シンドロームは、動脈硬化を促進します。心臓血管病は、第一には予防、第二は早期発見・早期治療することです。特に症状がなくとも健診で異常といわれた方、最近症状が出てきた方は、循環器内科を受診してください。

循環器系の仕組みと働き

 循環器は、血液やリンパ液などの体液を体内で輸送し循環させる働きを行います。体のすべての細胞は、その活動のために酸素や栄養分を必要とし、また二酸化炭素などの老廃物を除去する必要があります。
 血液は、動脈血により酸素や栄養分を組織や細胞に供給し、末梢組織で生成された老廃物を二酸化炭素や尿素、アンモニアなどを静脈血により、それらを処理する器官に運搬します。この働きは、心臓とそれに接続された血管によって達成されていますが、血管は、心臓から体の各部まで血液を運んだ後、再び心臓まで戻るような経路になっています。心臓は全身に血液を送り出すための重要なポンプの働きをしています。

循環器系の仕組み
循環器内科で診る主な病気

高血圧症

 「血圧」とは心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力のことです。普通は動脈、特に上腕動脈の圧力を意味します。血圧は常に変動しており、通常、朝の目覚めとともに上昇し、日中は高く、夜間・睡眠中は低くなります。また、冬は夏より高くなります。
 血圧は、収縮期圧130mmHg以下、拡張期圧85mmHg以下が理想です。拡張期圧110mmHg以上なら直ちに降圧剤内服治療が必要です。収縮期圧150mmHg以上、または、拡張期圧90mmHg以上がしばしばあれば何らかの治療が必要です。高血圧の傾向がある方は、血圧計を購入され、自宅血圧を測定して治療に参加されることが重要です。
 高血圧の状態が長く続くと血管は次第に厚く、硬くなります。これが高血圧を原因とする動脈硬化で、脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血など発症の要因となります。また、心臓は高い血圧にうち勝つために無理をすることになり、心臓肥大が起こり、心不全になることもあります。

動脈硬化症

 動脈硬化とは、動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして本来の構造が壊れ、働きがわるくなる病変を言います。血管の内膜の下にコレステロール等が蓄積し、血管が狭くなり、血栓、潰瘍をつくります。
 これが原因になり、狭心症、不安定狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤、腎梗塞、手足の壊死などが起こります。

虚血性心疾患

  動脈硬化や血栓などにより、冠動脈が狭くなり血液の流れが悪くなると、心臓の筋肉に必要な酸素や栄養がいきわたりにくくなります。そのような状態で、急に激しい運動をしたり、強いストレスがかかると、心臓の筋肉は一時的に血液(酸素、栄養)不足となり様々な症状を起こします。これが虚血性心疾患の病態です。
 虚血性心疾患には、冠動脈病変の程度により、狭心症や心筋梗塞症を発症します。

脈の異常

  脈の異常とは、脈がゆっくり打つ徐脈、速く打つ頻脈、または不規則に打つ不整脈を指します。不整脈には病気に由来するものと、そうでない、生理的なものがあります。
 また、不整脈にはいろいろな種類がありますが、心筋梗塞、狭心症、心不全などが原因となることがあります。逆に、これらの心臓病を治療する薬の副作用で不整脈が出ることもあります。
 不整脈を指摘されたら、原因の病気がないか、危険な不整脈に移行する可能性がないかを一度は調べてもらったほうがよいでしょう。