JR「三ノ宮駅」より徒歩3分|内科・泌尿器科・整形外科・リハビリテーション科

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栄養科

 栄養科では、食を通した「より良質な医療の提供」を目指して、入院患者さんの栄養管理と入院・外来患者さんへの栄養指導を行っています。
 入院されている患者さんのお食事は、医師の指示に基づいて、管理栄養士が食事内容を管理し、患者さんの栄養状態の改善を目的としてお食事の提供を行っております。また、患者さんの状態により、お食事の形態や量を変更し、少しでも食べやすい状態にして提供しており、入院中も美味しく楽しく食事していただけるように、患者さんの状態や嗜好に考慮した食事にも対応しています。入院患者さんには管理栄養士が病室を訪問し栄養管理を行っています。そして医師の指示のもと、病状や栄養状態に合わせた治療食や個別対応の食事提供を行うことで治療の一環を担っています。また、食事提供においては、常に「患者さんが楽しみにされる安全・安心で食事」を心がけサービス向上に努めています。

栄養科の理念

チーム医療推進のため、診療支援の質向上を目指し、
治療に貢献することを心がけています。

栄養科の基本方針

治療の一翼を担う部門としての役割を果たすために、患者さん個々の疾病を対象に栄養の質と量をコントロールし、食事のもつ文化性を活かした治療行為の媒体としての食事を提供していきます

徹底した衛生管理に基づく調理業務を実施することで、安全な食事を提供いたします

食事サービスの向上を図ります

常に薬剤の適正使用を目指します

栄養評価、栄養指導を推進いたします

栄養に関する研究と情報発信に努めていきます

 

食事の提供

 患者さんの病状や咀嚼機能・嚥下機能の状況を鑑み、常食・軟菜食・減塩食・糖尿病食・腎蔵食・潰瘍食・膵臓食などに対応しております。年2回実施している嗜好調査の結果はもとより、食べ残しの内容や量を確認し、新しい献立メニューについて工夫しながら、病院食を楽しんでいただけるように取り組んでおります。また、入院される方へは、入院時に普段の食生活や嗜好を確認させていただき、可能な限り個別ご希望に添えるようにも努力しております。

嚥下食への対応

 食事から栄養を摂ることは、身体を回復させるためにも大変重要です。しかし、高齢の方の中には食べ物が上手に飲み込めなくなる咀嚼・嚥下障害になり、思うように食事ができなくなってしまう方もおられます。通常では細かく刻んだりとろみをつけたりした食事を提供するのが一般的ですが、誤嚥(むせること)のリスクをより小さくするため、一度調理した食材をミキサーで細かくし形を整えてゼリーのように食べやすくした「ゼリー食」の提供もしています。例えばミキサーにかけた魚肉のペーストを再び魚の形に整えて、見た目も楽しみながら食事をしていただけるように配慮しています。

行事食

 入院生活において、患者さんにとってお食事は楽しみの一つです。毎月1回~2回の頻度で、行事食を実施しており、季節を感じていただけるお食事を提供しています。
■ 主な行事食
1月 おせち料理、七草粥(正月料理)、おしるこ(鏡開き)
2月 巻きずし(節分)、チョコレートデザート(バレンタインデー)
3月 ちらし寿司、雛あられ(ひなまつり)、ぼたもち(お彼岸)
4月 さくら寿司(花見)
5月 おし寿司、柏餅(こどもの日)
6月 水無月(夏越の祓)
7月 七夕そうめん(七夕)、うなぎ料理(土用の丑)
8月 うなぎ料理(土用の丑)
9月 お寿司(敬老の日)、おはぎ(お彼岸)
10月 秋の行楽弁当(体育の日)、南瓜料理(ハロウィン)
11月 栗メニュー
12月 チキン・ケーキ(クリスマス)、年越しそば(大晦日)

 

栄養指導(入院・外来)

 生活習慣病の食事療法についての説明など、患者さんの病態に応じた食事療法を提案いたします。管理栄養士が患者さんの日常生活や食習慣に合わせた内容でお話ししますので、お気軽にご相談ください。
 入院患者さんの場合、管理栄養士が病室を訪問し、患者さんからいろいろお話を伺いながら、栄養指導を行わせていただきます。外来患者さんの場合は、医師の指示が必要になります。また、健診を受けられた結果、特定保健指導が必要な方へも対応しております。予め相談の予約をお取りいただく必要があります。

 

栄養科ちょこっとメモ

 毎週1回のペースで、「栄養科ちょこっとメモ」を発行しています。食や栄養に関する様々な情報で、読んだ方が、「へぇー」と思うような内容で発信しております。
院内では掲示板に、病院のホームページにはブログ形式で掲載しております。